普段は都心の喧騒に埋もれがちだけど、週末は千葉の房総半島をドライブするのが至福の時間。今回は、SNSでチラホラ見かける「燈籠坂大師の切通しトンネル」に挑戦してきました。場所は富津市萩生、JR竹岡駅から徒歩20分ほど。国道127号沿いの小さな駐車場(5〜6台分)に車を停めて、早速スタート! 道中、バイク乗りがちらほらいて、なんだか冒険心をくすぐられます。
トンネルに近づくと、まずそのスケールに圧倒されました。高さ約10m、幅も広々とした切通しは、明治〜大正時代に手掘りで作られたものだそう。鋸山の石切り技法を使って昭和初期に整えられたとか、歴史の重みがビシビシ伝わってきます。入り口は薄暗く、岩肌のざらざらした手掘り跡がリアル。凝灰質砂岩の柔らかい地層が、房総の山の秘密を物語ってるみたいで、思わず指で撫でてしまいました。まるでファンタジー映画のセット! 「この先、何が出てくるんだろう?」って、子供みたいにドキドキ。
中を進むと、徐々に光が差し込んでくるんです。反対側からの陽光が、森の緑をキラキラ照らして、まるで天国へのゲート。夏の涼風が吹き抜け、汗ばんだ体に心地よく染み渡ります。出口に近づくにつれ、木漏れ日がトンネルの壁を優しく撫で、息をのむ美しさ。あまりの神秘さに、思わず「わあっ!」って声が出ちゃいました(周りに誰もいなくてよかった…)。ここが燈籠坂大師堂への参道だって知って、弘法大師が腰を休めたという伝説が、なんだか実感湧きましたよ。
大師堂でお参り後、男坂を下りて女坂で戻るルートがおすすめ。登りは5分もかからず楽チンです。周辺は静かな山里の空気で、心がスッと洗われる感じ。バイク派には道の狭さがスリル満点かも? 私的には、平日狙いで訪れて正解でした。混んでたらあの光景のインパクトが薄れちゃうかも。
総括すると、千葉の隠れた名所として星5つ! 日常のストレスを吹き飛ばすパワースポット感満載。次は秋の紅葉シーズンにリピートしたいな。皆さんも、房総ドライブのついでに寄ってみて。きっと、トンネルの向こう側に新しい発見があるはずですよ♪