フェードは一見ワイルドなイメージを持たれがちですが、実はビジネスマンこそ相性のいいスタイルです。清潔感がはっきり出て、横の膨らみも抑えられ、スーツとの相性も抜群。今回は仕事の場でも浮かずに、むしろ印象を良くするためのフェードの条件をプロ目線でまとめました。
まず一番大切なのは長さの設定です。ビジネスシーンではゼロからの攻めすぎたフェードより、少しだけ地肌を残した控えめなスタートがちょうどいいです。特にサイドを0.5から1ミリに設定すると、自然なグラデーションが作れて清潔感も残しつつ派手すぎない印象に仕上がります。初めての方はここから始めると失敗しません。
次に大事なのがトップの長さとのバランス。サイドを短く刈り上げる分、トップをある程度残すことで仕事でも通用する立体感が出ます。おすすめはショートからミディアムの間くらい。前髪は上げても下ろしても決まる長さにしておくと、営業の日はキリッと上げて、オフの日はラフに下ろすといった使い分けができます。フェードは横だけじゃなく縦のシルエット作りがかなり重要です。
さらに仕上げはドライが命です。サイドの膨らみを抑えるためにしっかり根元を立ち上げて乾かし、トップは流したい方向へ風を当てて形を作るだけで質感が整います。ワックスは軽めのマット系を使うとビジネス感が出て、束感を控えめに仕上げられます。ジェルでツヤを出すのもアリですが、営業職や接客業の方は自然なマット質感のほうが好印象になることが多いです。
そして何よりフェードはメンテナンスが重要です。綺麗なグラデーションは二週間を超えると一気にぼやけてしまいます。ビジネスマンなら三週間以内の周期で調整すると、常に整って見えて相手への印象も安定します。清潔感がすべてと言っても過言ではない職種の方にはこのメンテが特に決め手になります。
仕事で信頼されたい、清潔感を大事にしたい、でもおしゃれもしたい。そんな男性にフェードは本当におすすめです。派手に見せるのではなく、あくまでビジネス仕様の上品なフェードにすることで、第一印象が大きく変わります。
