先日、人生で初めて沖縄へ一人旅に行ってきました。
21歳になって初めての沖縄、そして初めての“一人での遠出”。
この2泊3日は、ただ楽しいだけの旅行ではなく、
自分の「生き方」と真正面から向き合う時間になりました。
正直に言うと、私はずっと、どこかで生きることに対して冷めている部分がありました。
「いつ人生が終わっても後悔はない」
そう思いながら生きている自分がいて。
でも同時に、
このまま何も感じないまま終わるのも嫌だ、という矛盾も抱えていました。
だから今回の旅は、
“何かを見つけたい”という気持ちで踏み出した一歩でもありました。
沖縄に着いた瞬間、空気が違いました。
暖かい風、ゆっくり流れる時間、
そして、どこまでも透き通った海。
半袖短パンでちょうどいい気温の中、
目の前に広がる景色は、今まで見てきたどんなものよりも綺麗で、
「こんな世界があるんだ」と、ただ立ち尽くしてしまいました。
一人でレンタカーを借りて、
一人でホテルを取って、
一人で道を決めて進む。
全部、自分で選択する時間。
誰かに合わせることもなく、
誰かに気を使うこともない。
それがこんなにも自由で、同時に少し怖いものなんだと初めて知りました。
美ら海水族館にも一人で行きました。
イルカのショーも、一人で見ていました。
周りには家族連れやカップルが多くて、
普通なら寂しさを感じてもおかしくない状況なのに、
その時の私は、不思議なくらい満たされていました。
それはきっと、
“誰かといる幸せ”ではなく、
“自分とちゃんと向き合えている感覚”があったからだと思います。
夜はホテルの近くの居酒屋に入りました。
カウンター席に座り、
少し背伸びしてハブ酒を頼んでみました。
その時、隣にいた一人の男性と自然に会話が始まりました。
いわゆる“イケおじ”という感じの方で、
落ち着いていて、でもどこか余裕のある雰囲気の方でした。
最初は何気ない会話だったのに、
気づけば私は、自分の人生について話していました。
不安なこと、将来のこと、
うまく言葉にできないモヤモヤ。
するとその方は、こう言いました。
「不安ってね、未来を考えすぎるから生まれるんだよ」
「でもその不安、実際に起こることってほとんどない」
「だからさ、今この瞬間だけをちゃんと生きればいい」
その言葉を聞いた瞬間、
ずっと胸の奥にあった重たいものが、すっと軽くなった気がしました。
私はこれまで、
“ちゃんとしなきゃ”とか
“こうならなきゃいけない”とか
まだ来てもいない未来に縛られて、
勝手に不安になって、苦しくなっていました。
でも本当は、
未来なんて誰にもわからないし、
コントロールできるものでもない。
だったら、
今この瞬間をどう生きるかの方が、よっぽど大切なんだと思いました。
私はこれから、
仕事だけに縛られる人生ではなく、
自分の時間や、大切な人との時間、
そして“自分がちゃんと生きていると感じられる瞬間”を大切にしていきたいです。
今回の旅で感じたことの一つが、
「経験の価値はお金では測れない」ということでした。
もちろん、旅行にはお金がかかります。
でも、
それは「お金がある人だけができるもの」ではないと思っています。
たとえバイト代でも、
少しずつ貯めたお金でも、
その一歩を踏み出すことはできる。
大切なのは環境ではなく、
“やるかやらないか”。
言葉より、行動。
今回の旅は、それを教えてくれました。
沖縄で出会ったタクシーの運転手さんも、
すごく優しくて、
「すごいじゃん」「いい経験してるね」と何度も褒めてくれました。
見知らぬ土地で、見知らぬ人に、
こんなにも温かく受け入れてもらえるんだと知りました。
沖縄の人たちの優しさに触れて、
私は何度も救われました。
一人で来たはずなのに、
一人じゃなかった。
この感覚は、きっと一生忘れないと思います。
正直、私の根本的な考え方はまだ完全には変わっていません。
それでも、ひとつだけ確実に変わったことがあります。
それは、
“生きている今この瞬間だけは、ちゃんと大切にしよう”と決められたこと。
この沖縄の2泊3日は、
私の21年の人生の中で、確実に意味のある時間でした。
そして、ただの思い出ではなく、
これからの自分を支えてくれる「軸」になった気がします。
私の人生の1ページ目が、深く刻まれた2泊3日でした。
次はどこに飛び立とうか、
そんなことを考える時間すら、今は少し楽しいです。
迷いながらでもいい。
遠回りでもいい。
これからも私は、
自分の足で、自分の人生を選んでいきたいと思います。
