ゆっくり流れる時間の中で、ふと立ち止まって深呼吸したくなる瞬間ってありますよね。先日ふらっと立ち寄った山中湖で、まさにそんな景色に出会いました。この写真の富士山は、まるで “今日も大丈夫だよ” と言ってくれるみたいにどっしり構えていて、冬の澄んだ空気がその輪郭をさらにくっきりさせていました。
太陽が低い位置から差し込んで、水面にきらきら光が走る感じも本当に気持ちよくて、何もしなくても心のホコリが払われていくような感覚。風が冷たいのに不思議と長居してしまう、そんな場所でした。
富士山って、ただ “綺麗” とか “壮大” という言葉だけでは語りきれない存在感がありますよね。毎日見ているわけじゃなくても、どこかで自分の生活とつながっているような安心感があるというか。写真にしても、その場の空気感まで一緒に閉じ込めてくれるから、後から見返してもまた心が整う気がします。
こういう自然の景色に触れると、忙しさでガチガチになっていた気持ちがやわらいで、また頑張ろうと思えるから不思議。次はもう少しゆっくり時間をとって、夕暮れの富士山も撮りに行きたいなと思いました。
